一眼レフがブレる原因
一眼レフがブレる原因には、大きく3つの原因があります。
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特に、遠景を撮っていると、少しの手ブレでも大きくブレてしまうため、風景写真を撮る方の場合は、きちんと手ブレ対策を行っておきたいものです。
また、マクロでの接写の場合も、被写体が、フレームいっぱいに拡大されるため、手ブレが目立ちやすくなります。
三脚を使ってしっかり固定すれば、手ブレを防ぐこともできますが、とっさにシャッターチャンスを見つけて撮影する場合は、三脚を準備する時間もありません。そのため、きっちりと一眼レフの手ブレ対策をマスターしておきましょう。
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一眼レフで、手ブレを防ぐカメラの構え方
まずは、一眼レフの手ブレを防ぐために、一眼レフの構え方を見直すようにしましょう。手ブレを防ぐために、脇を締めるようにした方がいいとも言われていますが、あまり効果はありません。
一眼レフの手ブレを防ぐためには、次の3点を意識します。
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まずは、一眼レフの肩紐を短くして、肩紐を右ヒジの外側に引っ掛けます。そしてカメラを右手で持ち、肩紐をピーンと張るようにします。こうすることで、右手とカメラが一体化したような状態になり、カメラを、右手1本でしっかりと持てるようになります。
次に、左手の人差し指と親指でピストル型を作り、人差し指の腹と親指の腹を上に向け、一眼レフの底を支えます。人差し指の腹は、レンズの底を支えます。また、親指の腹は、カメラ本体の底を支えます。
最後に、写真を撮るときは、カメラのアイカップ(のぞき穴のファインダー)を、頭に押し付けます。メガネをかけている場合は、メガネに押し当てても大丈夫です。人間の頭はかなり重たいため、頭がグラつくだけでも、カメラはブレます。カメラを頭に押し当てるのは、頭を固定する意味があります。
一眼レフのホールディングに手ブレの原因がある場合は、以上の3点を意識して、しっかりカメラを支えることを心がけましょう。
また、カメラのシャッターに押し方に問題のある場合は、ひたすら練習あるのみです。
なお、カメラの構え方が原因や、シャッターの押し方で手ブレが起きる場合は、大きな鏡の前で、姿勢を確認しながら、自分の姿を撮る練習をしてみてください。これを繰り返すことで、カメラの構え方やシャッターの押し方が、かなり上達します。
手ブレを防ぐことができるようになったら!
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一眼レフの手ブレとシャッタースピード
一眼レフの場合は、カメラのレンズによって、手持ちで撮影できるシャッタースピードの限界が異なります。
一般的には、焦点距離の1.5倍までの速度が、手ブレなしで手持ちで取れる速度の限界です。具体的には、次のようになります。
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子どもの運動会なら、シャッタースピードは1/500秒~1/1000秒程度ですから、300ミリのレンズを使っていても、手持ちで撮影可能です。
また、一般的な被写体の撮影であれば、シャッタースピードは1/40秒~1/250秒ですから、望遠レンズで遠景を撮らないのであれば、手ブレなしで撮影できます。
しかし、300ミリの望遠レンズを使って、手持ちで撮影しようとすれば、シャッタースピードを早くしなければならず、一般的な1/40秒~1/250秒で撮ろうとする場合は、三脚を使わなければいけません。
また、夜の道路を走っている車の光の流れを撮影しようとする場合は、シャッタースピードは1/15秒~1/30秒程度なので、どんなにカメラの構え方が上手でも、手ブレするため、三脚が必要です。
ホタルの光の軌跡を撮影する場合のシャッタースピードは、30秒前後になります。そのため、ホタルの撮影をしている方は、必ず、三脚でカメラを固定して撮影しています。
手ブレの原因を克服できるようになったら、本格的に一眼レフの撮影をマスターしましょう。『一眼レフカメラ上達講座』は、3ステップで覚える手法なので初心者にも分かりやすく、最速で撮影技術を習得できるた人気があるため、チェックしてみてもいいかもしれません。